特技、溶接。
NPS®は、多能工化(マルチスキル化)を採用し、さまざまな工程を一人でこなしています。
その中でも、溶接の仕上がりには定評があります。
今回は、そんな『NPS®溶接クオリティ』についてのお話です。
2023.09.01
溶接有資格者が多数在職しているNPS®。仕上がりの美しさに自信があります。
しかし最近、特にご好評いただいています。その訳とは・・・?
この秘密兵器のおかげで、仕上がりはもちろん、スピードに磨きがかかってます。
溶接の美しさで定評のあるNPS®。
はっきり言って「溶接は得意です!」と断言します。
日々、ステンレス(SUS)・鉄・アルミなど、さまざまな素材の溶接が必要な加工のご注文をいただいていますが、昨年から急にこんな声が多く寄せられるようになりました。
元々、問い合わせ対応の速さと加工スタッフのみんなが多能工という、管理と現場のフォーメーションが良いと評価を頂いていたのですが、昨年からさらに・・・。なぜでしょう??
いろいろタイミングを考えると、2021年6月に『ファイバーレーザー溶接機』を新導入した事が理由でした。
導入した時、お知らせでご紹介したのですが、改めてこの溶接機をくわしくご紹介します!!
まずは、どんな溶接機なのかこちらをご覧ください。
こちらが〈澁谷工業〉のファイバレーザ溶接機 FWL1000SHです。
定格出力(CW): 1,000W
レーザ光伝搬モード:シングルモード
コンパクトなのに、頼もしい奴です。
では、どんな溶接ができるのか、順を追ってご紹介していきます。
まずは、基本的なところから。
どんな時に使うの?
対応金属 | SUS、鉄、アルミ、銅、真鍮 |
対応厚さ | 0.5〜4mm ※例外あり |
強度のある溶接が可能で、変色も変形も従来の溶接に比べて少ないんです。
だから、仕上がりが美しい!
薄物やメッシュ、網のような繊細な溶接も可能です。
さらに、マニアックな溶接の話が続きますね!
どうして、このファイバーレーザー溶接機の仕上がりが美しいかと言うと、仕組みのお話もしないといけません。
まず、溶接の最もポピュラーな「融接」で、母材を溶かして接合します。溶加材は使用しません。フィラメントから放電させた電子を母材に衝突させて、その時に出る熱エネルギーで溶接します。
しかもその熱エネルギーが非常に短時間で強いため、スピーディに溶け込みが深く最小限の範囲でかけられるのに、『点』の溶接だけでなく『線』の溶接もできるんです。
素晴らしい!
高速シーム溶接ができる!
機密性、防水性が必要な部位でおこなうシーム溶接ができます。
熱エネルギーが強い(出力が強い)ので、ビートが連続して、滑らかになります。
きれいなビードですね。
TIG溶接でできなかった溶接ができる!
TIG溶接では溶けて無くなってしまう網も、メッシュ・網の溶接もできます。
SUSメッシュとSUS板の溶接の拡大写真です。
重ね合わせ溶接ができる!
スポット溶接のような重ね合わせ溶接ができます。
A5052を重ねて溶接してみました。
さまざまな継手加工ができる!
スイング機能付きで、精密な溶接だけでなく溶接幅・溶け込み形状を変化させながら溶接できます。
〈澁谷工業〉のファイバレーザ溶接機は、大がかりなロボットタイプでなく、ハンディタイプだから、NPS®の得意とする1個や小ロットでも短納期で対応できます。
ぜひ、『早くてうまい』NPS®の溶接。その目で確かめてください!
この他、金属加工に関するご相談はお気軽にこちらからどうぞ!
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