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曲げ限界寸法にご注意!

NPSに金属加工依頼があるうち、約70%が『曲げ加工』をおこないます。
そんなオーダー率の高い『曲げ加工』ですが、寸法によっては曲げられないことがあることはご存知でしょうか?曲げの仕組みも一緒にご紹介しながら、説明をしていきます。

曲げ限界寸法とは

曲げ加工はその加工特性からどんな寸法でも曲げられるわけではありません。今回はその具体的な寸法について掘り下げていきたいと思います。
特殊金型での加工では無く一般的な汎用金型での曲げ加工は、下記のような金型にて加工します。

通常の寸法であればワークは V字溝の上に乗りますので問題なく曲げられます。
しかし、その寸法が小さい場合は

このようにダイのV字溝にワークが入ってしまうと曲げ加工をすることができません。
このV字溝の寸法は板厚によって異なります。

例えば板厚2mmで長さ800mmだと、V溝の幅は16mmのものを使用することになります。
補正値があるので厳密ではありませんし、保有している金型にもよりますので一概には言えません。あくまでもNPSでの加工の場合ですが、V溝が16mmの場合はその半分のおよそ内寸で8mm以上であれば曲げられることになります。

この数値はあくまでもNPSの保有金型による社内規定値です。さらに、特殊金型や裏技を使えばこの数値に合致しない寸法も加工可能です。
しかし、こちらを参考に設計して頂けるとコストダウンに繋がっていくのは間違いありません。ちょっとしたことですが大事なことですよね。

今回のような曲げ加工以外でも、金属加工に関することなら、お気軽にこちらからお問い合わせください!

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